2022年11月からウーバーイーツで複数店舗でのダブル配達が始まって久しくなりました。

ダブル配達に消極的であったマクドナルドもついに複数店舗・ダブル配達を解禁しました。

複数案件は配達数を効率よく稼ぐことができますが、時間がかかると低評価を受けてしまうなどデメリットもいくつかあります。

そこで今回は、リスクを最小限に抑えて上手く使いこなせるように複数店舗でのダブル配達のコツと注意点を解説します。

※2023年3月から複数店舗で3件配達も開始されましたが、この記事では件数の多い2件配達について解説します。

3件配達のやり方・考え方も基本的には2件配達と同じです。

 

同じ店舗のダブル

同じ店舗のダブル配達は、同じ店舗で2件分の商品を受け取り、それぞれ違う注文者に配達をします。

これはウーバー初期からあるお馴染みの複数ピックです。

  1. 店舗Aで2件分の商品をピックアップ
  2. 注文者Aさんに配達
  3. 注文者Bさんに配達

※配達する順番はAIよって自動的に決められます。

 

複数店舗のダブルは2種類

2022年11月から複数店舗からのダブル配達が可能となりました。

こちらは、「注文者が同じ場合」と「注文者が異なる場合」の2パターンあります。

 

複数店舗ダブル(注文者が同じ)

2つの店舗で商品を受け取り、1人の注文者に2つとも配達するパターンです。

  1. 店舗Aで商品をピックアップ
  2. 店舗Bで商品をピックアップ
  3. 注文者Aに2つの商品を配達

こちらのパターンは2つの店舗に行く必要はあるものの、延滞によるクレームにつながりにくいです。

また、同じ注文者に2つ配達してもクエストは2件分カウントされます。

非常に効率がいいので、積極的に受けることをおススメします。

※ピックする順番はAIよって自動的に決められます。

 

複数店舗ダブル(注文者が違う)

2つの店舗で商品を受け取り、2人の注文者に配達するパターンです。

  1. 店舗Aで商品をピックアップ
  2. 店舗Bで商品をピックアップ
  3. 注文者Aさんに配達
  4. 注文者Bさんに配達

合計4か所行くことになり、一番時間がかかるパターンです。

※ピックする順番はAIよって自動的に決められます。

また、配達先はピックアップの順番通りとは限りません。

※注文者が違っても配達場所(マンションが同じ)が同じ場合もあります。

 

受ける前によく確認する

マップ上で必要な情報を確認します。

店舗が離れすぎていないか。

距離は長すぎないか。

マップ上に店舗が2つあるので、複数店舗ダブルです。

店舗が1つしかなければ、同一店舗ダブル。

※1店舗目から2件目の配達先までの動線を見ると全く無駄がありません。

距離も長くなく、このようなケースなら効率よく回ることが可能です。

 

2件目の店舗は受けてからでないと分かりません。

受けてから乗車の予定表で確認します。

 

追加ダブル配達について

ダブルでなくシングルのリクエストを受けていた場合でも、追加でリクエストが来ることがあります。

ピックアップ中に上の画像のように追加リクエストが来ますので、受ければ複数ピックになります。

ピックアップは違う店舗が多いですが、1件目と同じ店舗の場合も少なくありません。

 

複数店舗ダブル配達のメリット

クエストを達成しやすい

2件同時に取れるので、その分待機時間が短縮されます。

また、ウーバーイーツはクエスト報酬が収入に大きく関わってくるので、配達数は常に意識しなければなりません。

報酬単価は多少下がってしまいますが、クエストを稼ぐにはもってこいです。

特に閑散期や計画通り配達数を稼げなかった時などでも一気に巻き返すことも可能です。

 

複数店舗ダブルのデメリット

低評価を受けやすい

2店舗を回って2件分を配達するのは想像以上に時間がかかります。

時間がかかればかかるほど、注文者から低評価やクレームを受ける可能性が高くなります。

長距離の場合や各店舗が離れ過ぎている場合は慎重に選択する必要があります。

また、雨の日など配達パートナーが不足している時は、熟成案件と抱き合わせでくることも多いです。

不自然に高単価になっている場合は注意が必要です。

 

報酬単価が低い

複数案件は報酬単価がどうしても低くなってしまいます。

例えば、自転車はショート案件が多いですが、1km前後で平均320~360円くらいの報酬単価です。

現在、1件あたりの最低単価は320円です。

これが、複数店舗でのダブル配達となると画像のように1件あたりの単価が320円を下回ることがほとんどです。

距離だけを見れば妥当とも言えますが、上記では1件249円(498円÷2)と1件あたりの最低単価を大きく下回ってしまいます。

さらに距離が短かければ、報酬単価が400円程度ということもあります。

その場合は1件あたり約200円の報酬単価となってしまいます。。

 

バッグに入りきらないことがある

大量の注文のリクエストがダブルで組まれることもあります。

  • マクドナルドで家族全員分を注文する
  • スーパーやコンビニで大量に注文する

というような場合は、uberの公式バッグ使っていても「大丈夫かな?」ということがあります。

uberの公式バッグよりサイズの小さいものを使っている方は対応できないかもしれません。

また、リクエストAIが組むので、明らかにバッグに入り切らない物理的に無理のあるリクエストがダブルでくることもあります。

その場合は、キャンセルが必要なので、ピック前には必ず2店舗の商品を確認しましょう。

 

複数店舗ダブル配達のコツ・注意点

距離が短いのを狙う

遅滞によるクレーム・トラブルの可能性があるので、あまりに距離が長いものを受けるのは考えものです。

クレーム・トラブルを予防するためにも、できるだけ短い距離のリクエストを狙うのが賢明です。

例えば、自転車だと3km以内が妥当な範囲ではないでしょうか。

以下はあくまで私の基準ですが、予め自分の基準を決めておくといいでしょう。

  • 1~2km以内

→ 積極的に受ける

  • 2~2.5km

→ 受けれる範囲だが、店舗が離れすぎていたり何か懸念材料があれば受けない

  • 2.5~3km

→ 基本的には受けないが、閑散期などは受けることもある

※3km超えた場合は絶対に受けない。

 

ピックに時間がかかる場合は注意

1件目の店舗が商業施設の最上階にあるなど、商品を取りに行くだけで時間がかかってしまうような場合は要注意です。

このような場合は、配達する距離が短くてもトータルで時間がかかってしまいます。

また、料理が出来上がっていなければ、長い時間を待たされるパターンもあります。

この場合は、店員さんに出来上がり時間を聞いて長時間かかるようであれば、キャンセルが必要です。

 

初心者や不慣れな地域は要注意

普段稼働しているエリアであれば、同じお店やマンションを何度も行くことになるので、自然と効率よく稼働ができます。

迷って時間がかかるということはありません。

しかし、初心者のうちはそうはいきません。

お店や配達先を探すのに迷ってしまうということも少なくありません。

これは初心者でなくても、不慣れなエリアで稼働する場合でも同じです。

ある程度慣れるまでは控える方が賢明です。

 

ピック前に必ず注文を確認

  • 商品が多すぎないか
  • スープもの料理はあるか

商品が多く、バッグに入りきらないオーダーを組まれることも少なくありません。

ギリギリ入ってもぎゅうぎゅう詰めになると商品が破損することもあるので、無理は禁物です。

また、ラーメンなどスープもの料理は冷めてしまうので距離によってはキャンセルをする方が賢明です。

 

まとめ

複数店舗のダブル配達はクエストを稼ぐにはもってこいですが、時間がかかるとクレーム・低評価を受けてしまうことがあるので慎重に選別することが必要です。

特に「距離」と「かかる時間」は適切に見極める必要があります。

繁忙期や雨の日などは、熟成案件と抱き合わせとくることも多く、不自然に高単価の場合は要注意です。

また、効率がいいからと複数案件ばかり受けていると、1件あたりの報酬単価が下がってしまうので、配達数の割に収入額が少ないということにもなりかねません。

複数案件は気軽に受けれるものではありませんが、リスクがないことを第一優先に臨機応変に使いこなしていきましょう。