これからウーバーイーツで自転車での配達を考えている人は、「1件あたりの距離はどれくらいなのか?」、「何キロまで受けるか?」と疑問をお持ちの方もいるのではないでしょうか?
結論から言うと、自転車は短距離の配達がメインです。
今回は自転車の配達距離がどれくらいなのか具体的に解説します。
また、長距離の配達もそこそこあるので、リスクや効率をしっかり見極める必要があります。
そこで今回は、自転車で効率よく稼げるように距離の選び方や注意点、コツについても解説しています。
Contents
自転車は短距離のリクエストがメイン
ウーバーイーツの自転車での配達距離は最短で1km未満、最長で6kmくらいまでです。
私の肌感覚で言うと、自転車の場合は1km~3kmのリクエストが8割を占めます。
ただ、悪天候の日や繁忙期など配達パートナーが不足している時は4、5km越えのリクエストもバンバン来たりします。
配達リクエストには、配達にかかるおよその時間と走行距離が表示される。
※走行距離は、現在地から店舗までの距離、さらに店舗からお届け場所までの距離を合計したものです。(現在地+店舗+配達場所)
距離ごとに配達にかかる時間と報酬単価を表にまとめました。
距離 | 時間 | 報酬額 |
1km~2km | 5~10分前後 | 320円~400円前後 |
2km~4km | ~20分前後 | ~600円前後 |
4km~6km | ~40分前後 | ~1000円以上 |
※上記はあくまで目安です。エリアや状況によって異なることがあります。
時間は走行距離のみです。商業施設などへ移動する時間や店舗での待ち時間等は含んでいません。
表は兵庫県神戸市の中心街での稼働をもとに作成しています。
自転車での配達は何キロまで受ける?
配達距離があまりに長い場合は、注文者から遅滞による低評価を受けてしまいます。
また、時間がかかる割に報酬単価があまり高くないこともあり、業務効率が大きく下がってしまいがちです。
何キロまでなら受けるかという基準はしっかりと決めておく必要があります。
以下で私の判断基準を紹介しますので参考にしてみてください。
- 1km~2km
→ ◎ 問題なく受けることができる。
- 2km~3km
→ 〇 受けることができる。
- 3km~3.5km
→ △ 受けることはできるが、3.5kmとなると少ししんどい。
また、複数案件の場合だと、複数の店舗・配達場所を回ることになるので基本的には受けない。
- 3.5km~4km
→ △ ギリギリ受けることができるが、店舗が商業施設や地下街にあるなどピックに時間がかかる場合は受けない。
- 4km~6km
→ × 受けない。特に5、6kmを超えるとクレームを受ける確率が極めて高くなる。
長距離のリクエストはデメリットが多い
長距離のリクエストは低評価やクレームを受けることがあるので承諾するかどうかは慎重に検討することが必要です。
それでもリクエストがあまり来ない時は仕方なく受けるということもあるかもしれません。
その場合でも、配達場所が郊外や山手側の僻地にあるような場合は要注意です。
郊外や僻地だと、周囲にお店がほとんどないので配達後にリクエスト受けることができません。
遠距離の郊外や僻地は、元の待機場所に戻るのにも時間がかかってしまいます。
これでは効率が悪過ぎます。
報酬単価よりも配達数が大事
長距離案件は時間がかかる割に報酬額はあまり高くないので、経験上、割に合わないと思っています。
報酬額が高ければ、「おいしいな!」と一瞬思うかもしれませんが、同じかかった時間で短距離の配達を2回すれば同じ報酬額になることも少なくありません。
また、ウーバーイーツはクエストというボーナス規定があります。
(例:50回の配達で+5000円)
ウーバーイーツではこのクエスト報酬が収入に大きく関わってくるので、配達数がとても重要です。
1件あたりの報酬額の高さよりも、短距離でもどれだけ配達数を稼ぎ出せるかということが何より大事です。
リクエストの拒否は遠慮しなくていい
長距離のリクエストが来た場合、
- 選り好みをしてもいいのかな?
- 拒否のし過ぎはいけないのかな?
と思う人もいるかもしれません。
結論から言うと、拒否は何回しても問題ありません。
これはウーバーがはっきりと公言しています。
リクエストはAIが自動的に流すので、繁忙期など配達パートナーが足りない時は常識では考えられないような長距離の案件がガンガン来たりします。
こういったことに馬鹿正直に対応していたのでは、身が持ちません。
そのことはウーバー側もしっかり理解を示しています。
その証拠に、以下のメッセージをウーバーから受け取ったことがあります。
配達リクエストへの応答に関するご案内
いつも配達パートナーとしてご稼働いただきありがとうございます。
配達リクエストへの応答に関して、改めてご案内いたします。
配達リクエストを受信した際に、リクエストを承諾する、拒否する、または無視するかは、配達パートナーご自身で自由に選ぶことができます。配達リクエストを拒否したり、無視したりした場合でも、配達パートナーが不利益を被ることは一切ありません。リクエストを承諾しなかったことや応答率が、送信される配達リクエストの頻度や内容に影響を与えることは全くありません。また、アカウント停止の理由になることもありません。
ご休憩中など、配達を全く希望されない場合は、プラットフォーム全体の品質維持のため、Uber Driver アプリをオフラインに切り替えていただきますよう、皆さまのご協力をお願いしております。
読んでの通り、自由に選り好みをしてもいいことになっています。
ネット上には拒否をし過ぎると「リクエストがあまり来なくなる」、「干される」といった事実ではない情報が当たり前のように散見されるので要注意です。
ただ、リクエストを承諾した後のキャンセル(いわゆる受けキャン)はアカウントに影響があるので、リクエストはよく考えてから受けるようにしましょう。
1日の走行距離と配達時間
1日のオンライン時間を9時間として、1日の走行距離と配達時間を閑散期と繁忙期に分けてまとめてみました。
閑散期
- 走行距離:21.4km
- 配達時間:4時間28分
- 報酬額:6285円
- 配達数:17件
繁忙期
- 走行距離:48.5km
- 配達時間:7時間7分
- 報酬額:9789円
- 配達数:28件
上記の記録は2024年度の兵庫県神戸市の中心街の稼働実績をもとに集計しました。
閑散期は5月、繁忙期は7月のある1日(忙しい日)をもとに集計しています。
※集計はあくまで目安です。エリアや状況、曜日などによって変わってきます。
まとめ
自転車で稼働する場合は短距離(主に1km~2km前後が多い)の配達がメインとなります。
自転車でも5、6kmの長距離リクエストが来ますが、
- 低評価やクレームを受けやすい
- 報酬額がそこまでよくない
- 効率が悪い
といった理由でおススメできません。
「4km以上は受けない」などあらかじめ自分の基準を決めておくことをおススメします。
前述のとおり、リクエストは何回拒否しても不利益を受けることはありません。
また、ウーバーイーツはクエスト(ボーナス規定)もあるので、どちらかと言えば報酬単価の高さよりも配達数の方が重要だということを忘れないでください。