配達リクエスト(配達依頼)を受けたものの、その時の事情や内容によってはキャンセルをしたいと思うこともあるのではないでしょうか。

結論から言うと、配達リクエストを受けてもキャンセルは可能です。

ただし、キャンセル率や料理を受け取った後のキャンセルには注意が必要です。

今回はキャンセルについてアカウントへの影響なども交えて解説します。

 

また、配達リクエスト(配達依頼)の通知が来てもそれを受けなければ、拒否となります。

キャンセルと一緒くたになっている人もいると思いますので本記事ではこの拒否についても解説しています。

 

配達のキャンセルは2種類

配達リクエストを受けた後のキャンセルは、料理を受け取る前(ピックアップ前)と料理を受け取った後(ピックアップ後)の2通りあります。

それぞれ詳しく見ていきましょう。

 

ピックアップ前のキャンセルについて

配達リクエストを受けても、キャンセルをせざるを得ないことってあります。

  • 調理に時間がかかっている
  • 商品が多すぎてカバンに入らない
  • 間違えてタップした

このような場合は、料理を受け取る前であれば、アプリ上の操作一つで簡単にキャンセルすることができます。

サポートセンターにいちいち報告する必要はありません。

業界用語で(配達リクエスト受けたキャンセル)が縮まって「受けキャン」と呼ばれています。

 

また、

  • 嫌な店員がいるから行きたくない
  • 商品が多すぎて割に合わない

といった自己都合によるキャンセルも可能です。

ただし、後述するキャンセル率には十分に気を付ける必要があります。

キャンセルのやり方

マップ画面の下部にあるレストラン名をタップします。

 

下部にある「配車/配達サポート」をタップします。

 

当てはまる理由を選んでタップします。

 

 

「キャンセル」をタップします。

 

これでキャンセルは完了です!

 

キャンセル率に注意、アカウント停止の可能性も

受けキャンはアプリ上で簡単に行うことができますが、限度を超えて何度も行うとアカウントが停止される可能性があります。

最初に警告が届き、その後の改善が見られない場合はアカウントが停止となります。

このことはUberヘルプに記載されています。

ただ、何回したらアウトといった具体的な数字は出ていません。

キャンセルは切り札的に使うもので、どれだけキャンセルしたか=そのキャンセル率は常に意識しておきましょう。

 

ピックアップ後のキャンセルについて

料理を受け取ってからのキャンセルはよほどの理由がなければできません。

例えば、

  • 料理をこぼしてしまった
  • 自転車がパンクしてしまった

などの事情がある場合ですね。

受けキャンと違い、料理を受け取っているので金銭的損失が発生します。

受けキャンのようにアプリの操作で簡単にできるものではありません。

まず、サポートセンターに事情をきっちり説明してキャンセルがされる流れとなります。

トラブルがない限り基本的にはないことなので、回数が少しでも多いとすぐに不正とみなされる可能性があります。

必要最低限​​にとどめましょう。

 

自分でキャンセルしなくてもいいケース

注文者やお店側がキャンセルする場合

注文者やレストラン側がキャンセルをすることもあります。

この場合は自動的にキャンセルされるので、こちらから特に操作等をする必要はありません。

キャンセルされても基本的に補償金などは支給されません。

 

また、まれにキャンセルされたのにかかわらず、リクエストがアプリ上で残っていることがあります。

私の経験で言えば、レストラン側が材料が足りないとの理由でキャンセルになったのにもかかわらずアプリ上ではキャンセルされていないということがありました。

これはアプリ上の不具合か、もしくはレストラン側がキャンセルの方法を知らないかのどちらかが考えられます。

 

この時は、サポートセンターに連絡しました。

サポートセンターがレストランに確認後、キャンセルされました。

このケースは3、4件ありましたが、いずれも補償金200円が支給されました。

 

このような場合は自分でキャンセル操作はしないようにしましょう。

キャンセル率は上がってしまいますし、また他の配達パートナーが来ることになってしまいます。

 

届出場所に注文者がいない場合

「配達場所に到着したけど、注文者を見つけられない」ということがまれにあります。

  • インターホンを鳴らしても応じてくれない
  • 部屋番号等が記載されていない

といったケースです。

ここで厄介なことは連絡をしても注文者が応答してくれないケースです。

 

この場合はキャンセルをする必要はありません。

電話やチャットメッセージを送った時点で「10分タイマー」という機能が起動されるからです。

10分経過すれば、配達を完了させることができます。

ただ、待機中には電話を2回ほどすることをおすすめします。

 

また、チャットのみでも10分経過すれば配達を終了させることができますが、チャットの受信に気づかない注文者も多いです。

やはり電話は2回ほど入れたほうがいいでしょう。

「10分タイマー」で配達を終了させても、キャンセル率は上がりませんし、報酬もちゃんともらえるので安心してください。

 

リクエストの拒否について

キャンセル率を下げるためにも、配達リクエストを承諾するかどうかはよく考えましょう。

ここでは、配達リクエストを承諾しない=拒否について説明します。

 

依頼された配達リクエストを「承諾するかどうか」は配達パートナーが自由に決めることができます。

配達リクエストが来てもそれを承諾しなければキャンセル扱いにはなりません。

 

キャンセルと一緒くたになっている方もいるかもしれませんが、承諾しなければ、単に拒否です。

×印をタップするか、しばらく放置するとリクエスト通知が消えて拒否となる。

応答率が悪くてもアカウントに影響はない

依頼された配達リクエストに対して、どれだけ承諾(応答)したかを表す割合のことを応答率といいます。

この応答率が悪いと

  • リクエストがあまり来なくなるのかな
  • 仕事を干されるのかな
  • アカウントが停止になるのかな

など不安に思う方もいるかもしれません。

しかし、この応答率が悪くても不利益を受けることは一切ありません。

 

事実、ウーバーから以下のメッセージを受信したことがあります。

配達リクエストへの応答に関するご案内

いつも配達パートナーとしてご稼働いただきありがとうございます。

配達リクエストへの応答に関して、改めてご案内いたします。

配達リクエストを受信した際に、リクエストを承諾する、拒否する、または無視するかは、配達パートナーご自身で自由に選ぶことができます。配達リクエストを拒否したり、無視したりした場合でも、配達パートナーが不利益を被ることは一切ありません。リクエストを承諾しなかったことや応答率が、送信される配達リクエストの頻度や内容に影響を与えることは全くありません。また、アカウント停止の理由になることもありません。

ご休憩中など、配達を全く希望されない場合は、プラットフォーム全体の品質維持のため、Uber Driver アプリをオフラインに切り替えていただきますよう、皆さまのご協力をお願いしております。

 

このメッセージを読む限り、自分の利益優先でリクエストを選んでもいいということが分かりますよね。

いくら応答率が低くても、配達リクエストが来なくなることもありませんし、アカウント停止になることもありません。

 

逆に言うと、応答率が高いからといって、配達リクエストが増えることもないということです。

 

ネット上には応答率が悪いと仕事を干される、リクエストがあまり来なくなるといった必ずしも事実ではない情報もあるので注意が必要です。

 

キャンセル率と応答率を確認する方法

キャンセル率と応答率は確認することができますが、Uber Driverアプリでは確認できません。

uber公式の別サイトであるuber fleetという管理ツールサイトで確認をすることができます。

uber fleetにアクセスし、ログインします。

 

キャンセル率と応答率は最大で7日分のみ確認できます。

7日以上や長期間のトータル分の確認はできません。

 

上記のように7日間を限度で期間を指定します。

右端にキャンセル率と応答率が表示されます。

まとめ

今回は主に配達リクエストのキャンセルについて解説しました。

 

  • ピックアップ前のキャンセル(アカウントに影響あり)

リクエストのキャンセルはアプリの操作で自由にできますが、キャンセル率には要注意です。

最悪、アカウント停止のリスクがあるので、キャンセルは切り札的に使いましょう。

ウーバー公式でも目標値としてキャンセル率5%以下を推奨しています。

 

  • ピックアップ後のキャンセル(アカウントに影響あり、特別な事情のみ

料理を受け取った後のキャンセルは、事故や料理をこぼしたときなど特別な事情がある場合にだけできます。

 

  • リクエストの拒否(アカウントに影響なし)

そもそも、リクエストの通知が来ても承諾しなければ、それはキャンセルではなく拒否です。

拒否をし過ぎたからといってアカウント停止などの不利益を受けることはありません。

キャンセル率を下げるためにも、リクエストを承諾するかどうかはよく検討しましょう。