日本ではチップを払う習慣がありませんが、ウーバーイーツにはアプリ内でチップを支払える機能が導入されています。
チップはたまにしかもらえませんし、金額も少額ですが、それでももらえるとやはり嬉しいですし、励みにもなります。
私は8000回以上配達をこなしてきましたが、1000円以上の高額なチップを何度かいただいたこともありました。
今回はその時のエピソードを紹介するとともに、チップの頻度や相場、チップをもらうコツなども解説します。
Contents
uber eats|チップの仕組みについて
注文者は、アプリ内の機能によって配達パートナーにチップを支払うことができます。
「配達が早かった」、「接客時に好印象だった」といった場合にチップをいただけることがあります。
チップは配達料金に上乗せされ、次のタイミングで支払われます。
- 注文をする時
- 配達直後(当日・後日)
ほとんどが配達後の評価時、数時間以内に支払われます。
ごくまれに商品の受け渡し時に現金で手渡されることもあります。
そして、チップは30日以内であれば注文履歴からも支払うことができるので、後日支払われることもあります。
また、配達が大変な雨天時や僻地などの場合、気遣いから注文時にチップを支払う人もいます。
配達パートナーにはチップ分も含めた報酬額が提示されるので、マッチングがしやすくなるというメリットがあります。
チップがもらえる回数とその金額の相場は?
注文者はアプリのシステムによって、
- 注文額の5%、10%、15%、20%
- 任意の額(上限は注文額の2倍まで)
のチップを支払うことができます。
チップが支払れると、配達報酬額に上乗せされます。
ほとんどの注文者は注文額の5%、10%でチップを支払います。
注文額は通常、1000〜2000円くらいまでがほとんどなので、チップの金額の相場としては100〜200円がほとんどです。
また、チップをもらう頻度は、一概には言えませんが、私自身や私の周りの基準で言うと、配達10〜20回に一度もらえたらいい方ですね。
ただし、日本人はチップを払う習慣ないので、30〜50回配達を行ってももらえない時は全くもらえません。
それでも、1年を通してみるとチップも積もれば決してバカにはできません。
チップがもらいやすい配達は?
私の経験上、以下の配達の場合はチップをもらえる確率が高かったです。
通常より労力のかかる配達
雨などの悪天候、僻地での配達は手こずる分、通常より確率的にチップがもらいやすかったです。
配達パートナーがなかなかマッチングしないこともあり、申し訳なさも手伝って感謝の気持ちが湧くのかもしれません。
また、これは早朝や深夜での配達でも同じことが言えます。
注文者が外国人の配達
外国の方は、礼儀としてチップを渡す習慣があるので、チップをもらえることが多かったです。
私の感覚では日本人の10倍以上、チップをもらえる確率が高いです。
チップの獲得率を上げるための工夫
ここで紹介するコツは、月並みで基本的なことばかりですが、これをするだけで印象が全然違ってきます。
しっかり押さえていてください。
丁寧な接客をする
インターホンを鳴らしたら、自分から進んで「uber eatsです!」と元気よく挨拶をしましょう。
そして、商品を渡したら「ありがとうございました!」と気持ちを込めて伝えましょう。
これをするだけでも印象はずいぶん良くなります。
置き配の場合でも「ありがとうございました!」と必ずメモを残しましょう。
また、これも基本的なことですが、みだしなみや服装もきっちり清潔感を保ちましょう。
第一印象が悪ければ、とてもチップを払う気にはなりません。
素早く配達する
アプリには到着予定時間が表示されています。
当然、注文者は出来たての料理を届けて欲しいので、予定時間よりも大幅に早ければ思わずチップを払いたくなる人もいるでしょう。
特に悪天候の日や早朝、深夜は、ただでさえ配達パートナーとマッチングしにくいのでなおさらです。
ただ、スピードの出し過ぎは事故や料理をこぼすといったトラブルにつながるのでオススメできません。
それよりも、いかに道に迷わず最短ルートで配達をできるかというところで、時間短縮を図りましょう。
慣れれば同じ店やマンションを何度も行ったり来たりするので、常に最短ルートはどこかということを意識しながら配達をしていきましょう。
お礼のメッセージを送ろう!
アプリにはチップをもらえた場合にお礼のメッセージを送信する機能が実装されています。
やり方は次の通りです。
- 三本線のメニューバーをタップ
- メニューから売り上げをタップ
- 詳細を見るをタップ
- 売上状況を確認するとタップ
以下の画面が表示されます。
赤枠の「チップへのお礼を送信」をタップします。
タップするだけで自動的に「〇〇says thanks for the tip!」という定型メッセージが注文者のもとに送信されます。
※〇〇は配達パートナーの名前です。
自分で考えたメッセージは送信できません。
赤枠の通り、メッセージが送信されたことが分かります。
お礼のメッセージがないと、「お礼の一言もないのか」と思われる方もいるかもしれません。
ボタン一つで簡単にできることなので、お礼のメッセージは必ず送っておきましょう。
高額チップのエピソード集
私は3年間で8000回ほど配達をこなしてきましたが、1000円以上のチップをいただけたことが3回ありました。
その時のエピソードを紹介します。
陽気なセレブのおばちゃん
1人目は、タワーマンションの注文者で年配の女性の方でした。
商品を渡すと「お兄ちゃん、ほらこれ!」と言って500円を手渡しでいただきました。
その後、アプリ内でも1000円支払われており、合計1500円のチップとなりました。
とにかく、陽気で太っ腹のセレブのおばちゃんという感じの方で、逆に「こんなにもらっていいのかな」と悪い気がしました。。
息子・孫思い?の大家さん
2人目は、マンションの大家さんで高齢の女性の方でした。
商品を渡すと、「あ、ちょっと待ってて!」と500円の入った封筒を持ってきてくれました。
この方もアプリでも1424円ほど支払われており、最高額の1924円のチップとなりました。
どことなく、息子や孫を思うような対応で自分の息子さんやお孫さんとオーバーラップしたのかもしれません。
人の温かみに触れてほっこりした気持ちになりました。。
人は見かけによらない!
3人目は、ごく普通のマンションの女性の方でした。
この方からはアプリ内で1000円のチップをいただきました。
商品を手渡す際は、まだかとばかりにドアを開けて無愛想に待たれていたので、少し怒っているのかな?という印象でした。
よくよく考えてみると、入り組んだマンションなのでドアを開けて特定しやすいように機転を利かしてくれていたのでした。
また、この時は深夜の1時頃で、しかも、長距離の案件だったので労いの気持ちからチップを渡されたのでしょう。
接客時は冷たい印象を受けましたが、人は見かけによらないなと改めて思いました。
たまにしかなくても、こういう人の人情に触れると、「配達の仕事をやって良かった」と本当に心が救われたような気持ちになります。
お三方とも、高額なチップ本当にありがとうございました!
まとめ
チップをもらえる確率は配達10〜20回に一度くらいで、相場としては100円〜200円がほとんどです。
この記事では、チップをもらいやすいコツも紹介しましたが、チップ制度は日本には馴染まない制度なので、過度に期待すると努力が空回りになってしまいます。
それならぱ、配達を1回でも多くこなした方がよほど効率がいいと言えます。
たまに高額なチップをもらえることもあるかもしれませんが、額うんぬんではないのかもしれません。
私の経験上、お金がもらえて嬉しいというよりは「この人から認めてもらえた」という気持ちのほうが先にきました。
たまにしかもらえないチップですが、配達パートナーにとって励みになるシステムなので、過度に期待はせずに配達をこなしていきましょう!