「料理をこぼす」という不安はフードデリバリーの仕事では常につきまといますよね。

というより、一度も料理をこぼさずに配達をし続けるのは物理的に不可能だと思います。

 

でも安心してください。ウーバーイーツもそこは理解を示しており、手厚いサポートを用意しています。

 

今回は料理をこぼしてしまった時の対処の仕方を解説します。

また、こぼれやすい料理の特徴や料理をこぼさないための対策も紹介しています。

 

料理をこぼした時はどうすればいいの?

料理がこぼれてしまった時は、まずお渡しできる状態かどうか確認してください。

少量であれば、受け取ってもらえることも少なくありません。

注文者に謝罪し、受け取ってもらえるか確認します。

受け取ってもらえなければサポートセンターに連絡します。

 

また、お渡しできない状態の時は、商品を注文者には渡さずにすぐサポートセンターに連絡します。

 

サポートセンターにはチャットで連絡する

現在、サポートセンターに連絡する方法はチャットのみとなります。

チャットでメッセージのやりとりをします。

※電話によるサポートは終了しています。

チャットは電話に比べる内容が伝わりにくいという面もありますが、電話のようにつながりにくいということがありません。

オペレーターの方にスムーズにつながるのでその点は安心です。

 

注文者とのやりとりはサポートセンターがしてくれる

返金や再注文をするかどうかなどの対応はサポートセンターがすべて行ってくれます。

配達パートナーは注文番号の確認後、アプリで「商品が破損していた」を選択してキャンセル操作を行うことになります。

 

また、同じ商品の再配達を指示されるということは基本的にはありません。

 

以前はこぼした配達パートナー自身が再配達をしていたようです。

2024年の現在では配達パートナーの数もかなり膨大になっています。

わざわざお店に戻って商品を取りに行くよりも、お店の近くにいる違う配達パートナーに注文リクエストを流した方が効率がいいからではないかと推測しています。

逆に言うと、配達パートナーが少ない地域では再配達を指示されることがあるかもしれません。

 

ペナルティーや配送料はどうなるの?

料理をこぼしてしまった場合でも、通常の配送料が支払われます。

ただし、クエストの回数は加算されません。

また意外かもしれませんが、ウーバーイーツの場合は弁償などのペナルティーがありません。

こぼしたからといって怒られたりはしないので安心してください。

料理をこぼしてもペナルティーがないのは常識の範囲内に限ってのことです。

頻繁に料理をこぼしていると悪質とみなされ警告やアカウント停止になりかねません。ミスは最小限にとどめましょう。

 

こぼれやすい料理は何?

こぼれやすい料理の典型と言えば、やはりラーメンうどんカレーなどの汁物料理をイメージするかと思います。

また、サイドメニューのみそ汁、ファーストフードのドリンク系もイメージしやすいですね。

こぼれるというのとはまた違いますが、お寿司はネタが飛んだりぐちゃぐちゃになってしまいがちです。

それぞれについて具体的にみていきましょう。

 

ラーメン・うどん・カレー

汁物料理の典型と言えば、ラーメンやうどん、カレーですよね。

初心者であれば、どこか敬遠したくなるかもしれません。

しかし、フードデリバリーが浸透してそれなりの年月が経ちました。

お店側も試行錯誤を繰り返し、容器もこぼれにくいものへとグレードアップされています。

大手チェーン店であれば、元からフタが開いていたり、雑な運転をしない限りそう簡単にはこぼれません。

ただし、個人店は要注意!

個人店はフードデリバリーの対応に慣れていないことも少なく、こぼれやすい容器を使用していることも少なくありません。

私も個人店のものを配達した際、中華スープの容器が熱で変形してスープがこぼにれていたことがありました。

 

みそ汁

私はウーバーイーツを始めて2年以上経ちますが、みそ汁にはいまだに気を使います。

ドバっとこぼれることはそうないですが、ちょいもれの場合も少なくないからです。

これはみそ汁がサイドメニューということもあり、メインの料理に比べると容器にそこまで気が回らないのかな?と個人的には感じています。

 

ドリンク系

マクドナルドやスターバックスなど大手チェーン店は容器の対策がしっかり施されているので、こぼれることはほぼありません。

ただし、大手チェーン店であっても、しっかり対策が施されていない店も少なくありません。

私も今まで何回かこぼしてしまい、軽くトラウマになってしまっています。。。

あくまで私の感覚ですが、マクドナルドとスターバックス以外のお店のドリンクの場合は念のためかなり慎重に配達をしています。

 

お寿司

お寿司は配達で最も難易度が高いと個人的には思っています。

お寿司は大きな容器に入れられることが多く、どうしてもお寿司との間に隙間ができてしまうので、ネタが飛んだりぐちゃぐちゃになってしまいがちです。

なかにはパックでぎゅうぎゅう詰めになっている場合もありますが、お寿司は敬遠する配達パートナーも多いです。

某他社の配達パートナーがぐちゃぐちゃにになったお寿司を素手で手直しをしているところを注文者に撮影されていたということがニュースにもなりました。

配達に慣れていない初心者のうちは避ける方が無難です。

 

意外な料理がこぼれることがある

ドリンクや汁物系などはあらかじめ予想がつきますが、稀に全くこぼれそうにない料理がこぼれるということもあります。

私の場合で言えば、オムライスでした。

「オムライスが何で??」と思われるかもしれませんが、私がこの時配達したオムライスはデミグラスソースがシチューのようにたっぷりついたものでした。(こぼしてから気づいた)

これが大手チェーン店であれば、こぼれにくい容器を使用すると思いますが、この時は個人店からのものでした。

「簡易な容器だけどオムライスだから大丈夫!」と高をくくっていたらでグラスソースがどっぷりとこぼれていました。。

 

料理をできるだけこぼさない5つの方法

ここでは、料理をこぼれないようにするための5つの方法を紹介します。

ささいなことかもしれませんが、これを心がけるだけでも防げることも少なくないのでぜひ参考にしてみてください。

 

緩衝材を使用する

ウーバーイーツのバッグの中は幅が広いので、料理だけ置くと中で動き回ります。

中で動かないようにするには、緩衝材が必要です。

一般的にはサバイバルシートタオルなどを使用します。

ただ、サバイバルシートは値段が安くない割に耐久性が低く、すぐにちぎれてしまうので個人的にはおすすめしていません。

私はサバイバルシートの代わりに、ダイソーで売っているアルミ流し台シート(クッションタイプ)を使用しています。

値段の割に長持ちしますし、2つ購入し半分ずつカットして使用すればどんな商品にも対応できます。

他にはスポンジなどを使用する人も多いので、自分に合ったものを選択するといいでしょう。

アルミ流し台シートとタオルを使って商品をすき間なく置いている。

※タオルは2枚あった方がいい。

 

蓋が締まっているか確認する

稀に蓋がきっちり締まっていなかったり、バッグに入れる時に蓋が開いてしまうことがあります。

バッグに入れた際は必ず蓋が締まっているか確認をしましょう。

また、ビニール袋の紐は必ず結ぶようにします。

安定しますし、蓋も開きにくいです。

渡すときも傾いたり倒れたりしません。

 

配達時の姿勢とスピードに注意

自転車に乗ると、どうしても前傾姿勢になってしまうので、背筋はきっちり伸ばしましょう。

また、バッグを背負う時と降ろす時も傾いてしまいがちなので、なるべく水平に保つようにします。

そして、スピードは出せば出すほど料理がこぼれやすいので、なるべくスピードは出し過ぎないようにしましょう。

 

段差に注意

また、自転車の揺れや衝撃は、バッグ内の商品に伝わります。

なるべく段差の少ないルートを選ぶことが必要です。

とはいっても、やむを得ず通らなければいけないこともあります。

そういう時は、段差を通る際に腰を少し浮かせばバッグへの衝撃を抑えることができます。

 

長距離ピックは避ける

配達距離が長ければ長いほどやはり料理はこぼれやすくなります。

料理やドリンクにこぼれる不安があれば長距離は避けて、短距離ならやるというのも一つです。

 

まとめ

今回は主に料理をこぼした時の対処の仕方とその予防策について解説しました。

どんなにいいピッチャーでも失点するのと同じように、配達でも料理をこぼしてしまうことはあります。

その際はきっちり謝罪し誠実に対応すれば、大きな問題になることはそうありません。

ただし、こぼしたにもかかわらず、黙ってこぼれた料理を置くのは絶対にやめてください。

こぼれやすい料理の特徴を理解し、この記事で解説した予防策を講じるだけで未然に防げることも少なくありません。

ぜひ実践してみてください。