ウーバーイーツの配達パートナーにとってピンずれのトラブルは日常茶事です。

ピンずれが発生すると、届け先が見つからず、配達に時間がかかってしまうことがあります。

しかし、ピンずれの多くは配達前に気づくことができます。

配達前に気づければ、ピンずれが生じてもあらかじめ届け先を特定することができます。

今回はその方法を解説します。

 

ピンずれとは?

アプリの地図上には、目的地(配達先)に目印としてピンが指されています。

配達する時は、この地図上のピンを目指して配達します。

そして「ピンずれ」とは、このピンが実際の目的地(配達先)とは違う位置に指されている状態のことをいいます。

これによって、配達パートナーは配達先が分からずに迷ってしまうことがあります。

ピンずれは、近距離での誤差が多く、すぐに配達先を見つけられることも少なくありません。

しかし、稀に数キロ離れているケースもあります。

 

ピンずれの原因は?

ウーバーイーツでのピンずれは、次の3つのケースがあります。

  • 注文者の入力ミス
  • googleマップでのピンずれ
  • 新築等でアプリに反映されていない

1つずつ確認していきましょう。

 

注文者の入力ミス

注文者が間違えて、ピンの位置を正確に指定していないケースです。

地図の上部にはピンの住所がボックス内に表示されています。

ピンずれの場合はこの住所の記載が不完全の場合がほとんどです。

 

サンプルで確認してみましょう。

 

下記は、ピンずれの典型で「〒」だけで住所が完全に記載されていません。

 

下記では、○○区○○通までで、数字がまったく記載されていません。

 

また下記では、数字も記載されていますが、〇丁目以降が記載されていません。

 

これらの場合は高い確率でピンずれが発生してしまいます。

解決方法

実はUber Driverアプリには、ピンの住所とは別のところに正しい住所が記載されています。

以下の画像を見てもらえば分かりますが、正しい住所が記載されています。

上部がピンの住所で、下部が正しい住所です。

この2つが一致しなければ、ピンの住所が間違えています。

ですので、配達を開始する前に下部の住所(マンション名でもOK)をgoogleマップに直接入力します。

遠距離のピンずれの場合、報酬はどうなる?

私はウーバーイーツを始めて2年以上が経ちますが、遠距離のピンずれが2件ありました。

1件目は4キロのずれで、2件目はなんと5キロ!のずれがありました。

2件とも注文者から「何とかお願いします」と連絡がきたので、届けましたが…

この場合、「報酬額はどうなるの?」と思われるでしょう。

しかし、配送料はかかった時間と距離(GPS)で自動的に算出されるしくみとなっています。

(サポートセンターに連絡は不要です)

ですので、特に損をすることはありません。

この時の配送料は確か2件とも1000円以上あったと記憶しています。

 

 

Googleマップでのピンずれ

Uber Driverアプリでピンずれが発生していなくても、Googleマップ上でピンずれが発生することがあります。

配達を開始するとUber Driverアプリ上にはGoogleマップに自動的に移行できるナビ機能を使用できます。

このナビ機能はUber Driverアプリの右下にあるナビボタンを押すことで使用できます。

このナビボタンを押すだけで、注文者の住所を自動入力して経路を示してくれます。

駆け出しの頃は、効率のいい道順もよく分からないのでよくお世話になると思います。

ただし、欠点もあってGoogleマップに移行する際に何らかの理由でピンずれが発生してしまうことがあります。

解決方法

こちらはシンプルにナビボタンを使わずに、住所を直接手動で入力すればいいでしょう。

マンション名があれば、それを直接入力してもいいでしょう。

そのマンションがGoogleマップに登録をされていれば、一発で経路を示してくれます。

 

新築マンション等でアプリに反映されていない

新築のマンションや一軒家は、まだ住所データが地図アプリに登録されていないことがあります。

この場合、ピンがおよその位置に指定されるので、配達先に到着しても建物がないということがよくあります。

解決策

新築マンションであれば、不動産サイトに外観と位置情報が掲載されていることがあります。

マンション名が記載されていれば、マンション名をネット検索すれば不動産サイトが検索結果に出てきます。

マンション名がない場合でも、住所をネット検索すれば大丈夫です。

その外観と位置情報を参考に目視で探してみましょう。

外観の画像がなかったり、一軒家の場合で特定するのが難しければ、注文者に連絡をして教えてもらうしかありません。

 

yahooマップも併用しよう

googleマップはルート案内などの利便性は高いですが、住所の詳細・正確性ならyahooマップが優ります。

googleマップとは違い、yahooマップは建物に番地表記(〇番〇号まで)がされています。

この詳細な地図情報によって、ピンずれ時に最後の細かい修正で役に立ちます。

大まかなルート案内はgoogleマップを使用し、ピンずれ時に最終のメートル修正でyahooマップを使用するといいでしょう。

 

まとめ

今回はピンずれのいくつかのパターンとその解決方法を紹介しました。

ピンずれは到着時に気づくと時間をとられてしまいます。

特にUber Driverアプリでのピンずれは配達前に気づけることが多いので、必ず事前に正確な住所を確認しましょう。

また長距離のピンずれの場合は、配達をキャンセルをせざるを得ないこともあるかもしれません。

その場合は受取りキャンセルになるので、必ずサポートセンターに連絡をして判断を仰いでから行いましょう。