仕事をしていれば避けては通れないのがトラブルですよね。
フードデリバリーの仕事にも例外はありません。
ウーバーイーツを始めるにあたって、どのようなトラブルに見舞われるのか不安な人もいるでしょう。
しかし、どのようなトラブルが発生するのかを事前に理解しておけば、トラブルにあっても冷静に対応できますし、トラブルの予防にもつながります。
この記事では、私の経験をもとによくあるトラブルを紹介するとともに、その解決方法まで解説しました。
ぜひ一読ください。
Contents
トラブル事例9選
ピンずれ
配達を開始すると、アプリ上の地図には配達先がピンによって表示されます。
ピンズレとは、このピンが実際の住所とは違う場所に表示されていることをいいます。
ピンずれが生じても、実際の配達場所がピンずれの位置からすぐ近くだったということも少なくありません。
しかし、中にはピンずれの位置から1、2キロ以上離れていたというケースも稀にあります。
ピンずれの典型例として、上記のように住所ボックスが「〒」としか表示されていないものがあります。
通常、この住所ボックスには正確な住所が表示されていますが、上記のような場合は高い確率でピンズレが生じます。
解決策
配達を開始するとアプリ上には住所ボックスとは別の場所に以下のように正確な住所が表示されています。
表示されている住所、もしくはマンション名などを直接googleマップに入力します。
住所ボックスが「〒」となっていたり、住所が省略されているような場合は、配達前に正確な住所を確認し、googleマップを使用すると確実です。
ピンずれについてはこちらのウーバーイーツの配達でピンずれを事前に見つける方法でさらに詳しく解説しています。
料理をこぼしてしまった
- ドリンクがもれていた
- 味噌汁がもれていた
- 丼ぶりの汁があふれていた
これはフードデリバリーの仕事をしていると誰もが避けて通れません。
かくいう私も数回やってしまいました。
一瞬目が点になりますが、誰でもミスはありますし迷わずに落ち着いて対処しましょう。
解決策
まず、料理がどの程度こぼれているのか確認しましょう。
こぼれているのが少量であれば、注文者に謝罪し受け取ってもらえるか確認します。
受け取ってもらえない場合は、商品を引き取りサポートセンターに連絡し指示を仰ぎます。
また、お渡しできない状態の場合は、すぐにサポートセンターに連絡し指示を仰ぎます。
返金や再配達の手配などは、基本的にサポートセンターが注文者に確認をしてくれます。
配達パートナーはその際のリクエストはキャンセルすることになりますが、配送料は支払われます。
また、ウーバーイーツの場合は弁償などのペナルティーはありません。
以下の記事ではこぼれやすい料理の特徴や料理をこぼさないための対策まで解説しています。
ウーバーイーツの配達で料理をこぼした時の対処の仕方と予防策を解説
調理に時間がかかる
レストランに到着しても料理が出来上がっておらず待たされるということも少なくありません。
ひどい時は「今から調理を始める」と言われることもあります。
解決策
公式では10分間待てばキャンセルしてもいいことになっています。
フードデリバリーの仕事は回数をこなしてなんぼです。
10分以上かかる場合はキャンセルして次に行った方が賢明です。
なお、10分近く待つ場合は、トラブルを避けるためにも調理に時間がかかっている旨を注文者に伝えましょう。
また、待たされる場合は何分くらいかかるのかお店の人に聞いて見ましょう。
商品が多かった・足りなかった
配達後、
- 商品が不足している
- 商品を間違えている
- 商品が多い
と注文者から電話がくることがあります。
注文番号をきちんと確認しているのであれば、レストラン側が入れ間違えています。
解決策
この場合は、注文者から直接、サポートセンターに連絡してもらってください。
(注文番号を間違えていた場合は、注文者にお詫びし、自分でサポートセンターに連絡します。)
返金や再送の手配はサポートセンターが行ってくれます。
また、商品を受け取ったら、商品が合っているかどうか確認する癖をつけてください。
コンビニなど大量に商品が入っている場合は難しいですが、これだけでも全然違います。
封がしてあって中身を出せない商品でも、例えば、多い(少ない)と感じたらその場で店員に確認しましょう。
ちなみに、私はスタバで多めに商品を受け取ってしまいました。
「何か多いかな…」と思いつつ、スタバの商品は中身が開けられませんでしたし、店員さんを信用し過ぎてしまいました。
注文者がいない・連絡が取れない
「配達先に到着しなかったけど、注文者がいた」
という事が稀にあります。
私も6000回以上配達していますが、これまでに4、5回ありました。
この場合、注文者と連絡が取れるまで永遠に待たなければならないのでしょうか?
そんなことはありません。きちんと配達パートナーに保護措置が設けられています。
解決策
注文者がいなくても商品を渡せないという場合は、「12分間タイマー」という機能を利用します。
この機能を起動させて、12分経ってば配達を終了させることができます。
「12分間タイマー」は注文者に電話もしくはチャットを送信することで起動されます。
時間が自動的にカウントされるので「0:00」となるまで待機します。
(待機中、1、2回電話をするのが望ましい)
時間になると「この配達を終了」と表示されるので、配達を終了をタップします。
※チャットでも基本的には大丈夫ですが、チャットの受信に気づかない注文者も多いです。
チャットだけだと、どこか不親切ですし、待機中に1、2回電話をしたほうがいいと思います。
公式でも電話を推奨していますし、最低でも1回は電話をした方がいいと個人的には思います。
- サポートセンターには連絡しなくてもいい
- 配達料は支払われる
- 商品は破棄(自分で食べてもOK)
領収書を求められた
ごくまれに領収書が欲しいと頼れることがあります。
しかし、領収書は配達パートナーやレストランが発行するものではありません。
領収書はウーバー本体から出るものです。
解決策
領収書確認・発行は注文者自身がオンラインで行います。
方法は次の3つです。
- メール
- 注文アプリ
- WEBサイト
上記のどれかで注文者自身が印刷する必要があります。
領収書が紙で送られてくるということはありません。
もし領収書を求められたら、メールやアプリで発行が可能だということを伝えましょう。
交通事故に起きてしまった
交通事故で
- ケガをした
- またはケガをさせた
など配達パートナーにとって交通事故は最も避けたいトラブルですよね。
交通事故はそう起きることはありませんが、もしもの場合に備えて必要な対応を把握しておきましょう。
解決策
すぐに110番で警察を呼びます。
※ほとんどのスマホにはGPS機能があるので、スマホで110番通報するだけで、警察は緊急通報場所を把握してくれます。
そして、一旦サポートセンターに連絡し、配達のキャンセルを行います。
保険について
あまり知られていないかもしれませんが、ウーバーイーツは保険を導入しています。
配達パートナーとして登録をすれば保険料の負担なく誰でも保険が適用されます。
保険の大まかな内容は次の通りです。
- ケガをした場合(上限50万円)
- 死亡した場合(最大1000万円)
- 相手をケガさせた・物損事故(最大1億円)
内容としては手厚いかもしれませんが、保険が適用されるのは「配達中」もしくは「配達完了後15分以内」に交通事故に合った場合のみです。
物足りないという人は、自転車でも数百円のから加入できる保険もあるので一度検討してもいいでしょう。
注文者・店員から暴言を吐かれた・暴行を受けそうになった
世の中には常識が通じない人、また信じられないような理由でクレームをつけてくる人も一部存在します。
私もこのようなクレーム気質の人とトラブルになったことがあります。
ここではその対処法を説明します。
解決策
暴言や暴行を受けた場合は、迷わず110番通報をして警察を呼びましょう。
スマホにはGPS機能があるので、警察は今いる場所を即座に把握してくれます。
サポートセンターには言われたことを詳細に伝えましょう。
ひどい場合は、uberセーフティ部という部署が対応してくれます。
注文者とマッチングしないようにしてもらいます
当然のことですが、トラブルになった注文者とは2度と配達で会いたくはありませんよね。
ですので、uberセーフティ部には今後、トラブルになった注文者とマッチングしないように必ず設定してもらいましょう。
私もトラブルとなった際、その注文者とマッチングしないようにシステムにより設定していただきました。
uberセーフティ部でも、こちらから自主的に働きかけないと動いてくれないので、言われたことなどは詳細に伝えましょう。
チャットメッセ―ジなどで暴言が来た場合は、証拠としてスクリーンショットで画面保存するもの1つです。
間違って配達完了をタップしてしまった
フードデリバリーの仕事を長く続けていると、配達を終えていないのに「配達完了」をタップしてしまうことがあるかもしれません。
私は2回程してしまいました。
解決策
間違って配達完了をしてしまった時は、基本的にサポートセンターに連絡して住所を教えてもらうことになります。
ただし、現在は電話でのサポートは行われていないので、チャットで行うことになります。
チャットは以下の手順で起動させることができます。
赤い円で囲っているところをタップします。
「ヘルプ」をタップします。
「特定の配車・配達に関する問題」を順にタップします。
間違って完了した配達を選択します。
「その他のオプション」を選択します。
「チャットサポート-誤って配達を完了しました」をタップするとチャットを開始できます。
まとめ
今回は私の経験も踏まえてよくありがちなトラブル事例を厳選して解説しました。
逆に言えば、ここで紹介したトラブル事例とその解決方法は必ず覚えておいていただきたいものです。
予め知っていれば、トラブルに合っても冷静に対応できますし、回避できるトラブルもあるでしょう。
また、心に余裕が持てるのではないかと思います。
また、この記事にはなかったトラブルに遭遇するかも知れませんが、サポートセンターに連絡をすれば基本的には解決できることばかりです。
トラブルは起こる時には起こりますが、そう頻繁に起こるものではないので、あまり気負いしないで頑張っていきましょう!